2012-01-01から1年間の記事一覧

当方的2012年展覧会ベスト10(後編)

当方的2012年展覧会ベスト10(前編)の続きになります。こちらは本当に簡単な感想のみ↓ ・辰野登恵子・柴田敏雄「与えられた形象」展(8/8〜10/22 国立新美術館) 管見の限りにおいて、前評判と見に行った人たちの実際の評価が(もちろん良い方向に)これほ…

当方的2012年展覧会ベスト10(前編)

年末なので、当方が今年見に行った中から、個人的に良かった展覧会を現代美術限定で10+いくつか選んでみました(順不同)。 今年は美術館での展覧会に気合の入ったものが多かった――少なくとも俺得な展覧会のほとんどが美術館でのものでした――のが特徴的だっ…

ちょっと東京行ってました

当方9月7日〜10日の日程で東京に行っておりました。向こうでやっている展覧会の中からめぼしいものを見に行ったり、知人と会ってきたり。 以下、この四日間で見てきた展覧会の一覧です↓ ◯9月7日 ・「特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」展@東京…

「リアル・ジャパネスク 世界の中の日本現代美術」展

国立国際美術館で開催中の「リアル・ジャパネスク 世界の中の日本現代美術」展(以下RJ展と略)。《20世紀後半における欧米美術の進展の行き詰まりにつづく価値の多様化、1960年代生まれの美術家の仕事の超克、美術情報の氾濫――こうした問題を克服して、真に…

「Blind Spot vol. 1 写真の現在」

河原町三条にあるMedia Shopにて5月23日に開催された「Blind Spot vol. 1 写真の現在」。タイトルからも分かるように、「写真」について、写真家(本人は「美術作家」と自称しているそうだ)の鈴木崇(1971〜)氏と写真史研究家の林田新(1980〜)氏が縦横…

公開研究会「市田良彦『革命論 マルチチュードの政治哲学序説』(平凡社新書)をめぐって」

京都大学にて4月21日に行われた「公開研究会「市田良彦『革命論 マルチチュードの政治哲学序説』(平凡社新書)をめぐって」」。京都大学人文科学研究所内の研究班「ヨーロッパ現代思想と政治」(http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~philo-politics/)の研究…

続・お知らせ

先日告知したとおり、画家・アートスピーカーの辻大地氏が主宰するアート系トーク番組「art☆fan」(http://www2.ocn.ne.jp/~art2g/ustream.html)に出演してきました。ご覧頂いた皆様ありがとうございます。アーカイヴ配信もあるとのことですので、見逃した…

お知らせ

3月18日14:30から配信されるアート系トーク番組「art☆fan」(http://www2.ocn.ne.jp/~art2g/ustream.html)にゲスト出演します。番組タイトルは「肉体文学から未来政治まで」で、当方は丸山眞男が1949年に『展望』誌上に発表した小論「肉体文学から肉体政…

「「万博」へ、「万博」から。」

3月4日に京都造形芸術大学・春秋座で開催されたシンポジウム「「万博」へ、「万博」から」。同日まで学内で開催されていた2011年度の卒業制作展の関連イベントとして開催されたもので、現代美術家の岡崎乾二郎氏とヤノベケンジ氏、建築学者の五十嵐太郎氏…

「神戸映画資料館レクチャー:映画の内/外――第7回 ロバート・スミッソン《スパイラル・ジェティ》について」

新長田にある神戸映画資料館で26日に開催された「神戸映画資料館レクチャー:映画の内/外――第7回 ロバート・スミッソン《スパイラル・ジェティ》について」。当方、ここを訪れるのは今回が初めてなのだが、近年「映画の内/外」と題した講座を1〜2ヶ月に…

「人文研アカデミー 日本からみた68年5月」

京都大学で2月5日に開催されたシンポジウム「人文研アカデミー 日本からみた68年5月」。京都大学人文科学研究所内の研究班「ヨーロッパ現代思想と政治」の主催によるもので、昨年発売された西川長夫氏の新著『パリ五月革命 私論』(平凡社新書)の刊行記…

ご挨拶

始めました。